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デスキャブの新譜までは、これで充分楽しめます。
"Field Manual" by Chris Walla 5月に"Plans"以来の待望の新作リリースがアナウンスされた、デス・キャブ・フォー・キューティーのギタリスト兼プロデューサー、クリスのソロ・デビュー作です。 とにかく、前作があまりにも完璧な出来だったために、次作への期待が否応にも高まる本体の新作とは違い、突然届けられたこのクリスのアルバムには、デスキャブの研ぎすまされた、オペ・ナイフの様にひりひりする繊細さには欠けるものの、肩の力が抜けた暖かみが溢れています。 意外な事にサウンド的には、バンドよりも厚めの作りで、いわゆるバンド・メンバーのソロと言うイメージには当てはまりません。この辺り、ベン・ギバートとの共同作業の過程で如何にデスキャブのサウンドが研ぎすまされていっているのか、その過程が透けて見えるようで面白く感じます。 また、ソングライティングにおいても、普段はベンの影に隠れたクリス独特の60年代アメリカン・ポップスの影響が垣間見える優しい曲調が随所に現れて、爽やかさ満載です。 さすがにボーカルは、ベンの切なくてたまらない歌声には到底及ばないものの、それでもギタリストのボーカルとしては、十分及第点だと言えます。 デスキャブ直系の美しく繊細なM1"Two-Fifty"から始まり、前半のややラウドなギターポップから、Neil Finnが書いたみたいなM7"Everybody On"、MaritimeみたいなM8"Our Plans,Collapsing"、やさしいパワーポップM9"Archer V. Light"、エッジみたいなギターアルペジオが美しいM10"St.Modesto"、ロマンティックなAORでもあるM11"It's Unsustainble", そしてラストのシンプルでセンチメンタルなM12"Holes"。次から次へと溢れ出す素晴らしい曲の数々は、明らかにギタリストの余技を超えています。 5月にはデスキャブが、そしてデビュー作でここ十数年中最も美しいエレポップをものにしたPostal Serviceの新譜が予定されている様ですし、今年は(私の様な)彼らのファンには、忙しくも嬉しい年になりそうです。 excite music bounce.com
by unit7of9
| 2008-02-22 10:37
| 音楽
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