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匂う、匂うぞ、あの香りが。
"The World Is Outside" by Ghosts 2007年、BBCが選ぶ「最も期待される新人」No.9に選ばれたロンドン出身の4人組のデビュー作です(一位はご存知Mika。しかし、このBBCお墨付きって、どうなんでしょう。日本で言えばNHKが推してる訳でしょ?それって、クール?)。 まずは、M1"Stay The Night"の二転三転するメロディラインに、ノックアウトされます。モッズっぽいビートを刻むドラムやベースに乗るのは、UKロックの王道とも言える少し少年っぽさを残した青くて、わずかにしゃがれ、ほのかに鼻にかかったボーカル。 その後も、いつの時代の録音だ、と言いたくなる高音重視のポップソングが続きます。 全体的に、既聴感がいっぱいで、個性が無いと言えばそれまでですが、時おり顔を出すステキなメロディのたたみかけには非凡なセンスを感じます。 しかし、やはりアルバムの基調となっているのは、上記の「高音重視」のサウンドつくり。 ここからほんのり漂ってくるのは、音楽シーンにおける90年代半ばの「あの時代の」空気です。 ずばり言うなら、このアルバムはThe Blutonesの"Expecting To Fly"に近い作品です。 遅れてきたマッドチェスターとか、遅れてきたブリットポップとか、言いようはいくらでもありますが、つまりは、ほんの少しだけ時代とはタイミングがずれてしまった故に、一部のファンの心には残るものの、時代には名を残さない佳作のうちの一つだと言えるのです。(もっと簡単な言葉で言えば、「一発屋」?) ですが、そんな彼らの作品は、何故か手放す事が出来ず、私のCD棚では年々そうした愛すべきアルバムが増えていっている事も確かなのです。(例えば、The Boo Radleysとか笑)
by unit7of9
| 2007-08-16 10:26
| 音楽
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