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"Ciao!" by Moonriders
復活したバンドに次いで、終わりを告げるバンド。 まさかこの日がこんなに早くやってくるとは思いませんでした。 何故なら、言い方は悪いけれども、彼らだけは最後の一人になるまで続くバンドだと思っていたからです。 今でも、実はそう信じたい気持ちがいっぱいです。 だけど、終わってしまうのです。 私事になりますが、私が人並みに巷の普通のヒットソングをカラオケで歌う事が出来ず、お世辞にも世当たり上手な青春時代を過ごせなかった理由の大部分は、大いに彼らのせいなのです。 彼らの深遠でシニカルな歌詞を知ってしまった以上、どうして巷の軽薄な歌詞が歌えるでしょう。 思春期に彼らを好きになる事さえ無ければ、きっとチャラチャラとした薔薇色の青春が、人生が送れていたはずなのです。 私はそんな彼らを恨み、そしてこの上なく愛していたのです。 そんなステキな青春時代を送れなかった、と言う一生消えない傷を残してくれたゆえに。 そうでなかったから、私はこんなに甘い痛みを一生感じ続ける事が出来るとも言えるから。 私のこのルサンチマンは彼らが私に残してくれた、あまりにも大きな遺産です。 恐らく、彼らを愛する多くの人が同じ事を感じているはずです。 大きな大きな心の痛みを残して彼らは去っていきます。 混沌としていて、難解。だけど、これぞムーンライダーズと言う、おのれの最後を飾るには彼ららし過ぎる作品を残して。 薔薇が無くちゃ? 私はあなたたちのお陰で、薔薇(色)を知る事が出来なかったんだぜ? どうしてくれるんだ! だけど、12月の大阪でのラストギグを、これから私は心の拠り所にして生きていくでしょう。 メンバーとの暖かな握手。 後半の"ダイナマイトとクールガイ""スカーレットの誓い""Kのトランク""Beatitude"、そして本作のラストを飾るあまりにもセンチメンタルな2曲。 前半の"Who's Gonna Die First?""Don't Trust Anyone Over (40,50,60)""frou frou"そしてあの曲。 私はどれも決して忘れません。 涙は悲しさだけで出来ているんじゃないことを、あなたたちは教えてくれたから。
by unit7of9
| 2011-12-31 13:37
| '11 Best
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