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世界に誇るべき日本の「魂」。
"No Album 無題" by bloodthisty butchers サカナクションが世界基準のバンドであるなら、こちらは日本であるからこそ生まれた、そして日本語を日常的に使用しているからこそ、聴くものがその存在を世界に誇る事の出来るバンドの新譜です。 どうしようもなく素晴らしかった前作"ギタリストを殺さないで"から三年弱。 待ちこがれたbloodthirsty butchersのニュー・アルバムは、前作を上回るポピュラリティとロック・スピリットを備えた化け物のような作品です。 二人のかき鳴らすハウリングするギターが、心を掻きむしります。 「ロックであれ!」と。 リズム隊のどこまでもヘヴィーな疾走が、心をせき立てます。 「ロックに生きろ!」と。 実存であり、観念。 全てがロックのために。 そんな人達の鳴らすこの雑音は、私たちの住まう世界にどうしても癒えようの無い傷跡を残し、その存在を誇示します。 「俺たちはここにいるぞ。」と。 それだけで十分です。 なぜなら、私は歌詞など聴かなくとも、彼らの音楽を聴いていると心が震え、脳が揺さぶられ、目頭が熱くなってくるから。 何かに急かされ、何かに背中を押され、私たちは今を生きています。 それが、仕事や人間関係や、金銭問題なんかじゃなくて、彼らの鳴らすこんな音楽なら、世界はもっと刹那的に美しい。 全ての音が、私に生きろと諭します。 世界はこんなに美しく、そして汚らしい。 だから、もっと目を見開け。もっと耳をすませろ。そしてもっと感じろ。と。 Play this CD louder than everything you hear. そしたら、世界は目の前に。 このジャケットの様におぼろげに立ち上がって、私たちを招いてくれます。 誇張では無く、これまで私が聴いた中で、最も「格好いい」ロック・アルバムです。
by unit7of9
| 2010-03-24 12:08
| 音楽
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