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ディケイドで見ると、さすがにそうそうたるものです。
![]() 「レコード・コレクターズ 2007年5月号」 私は普段、それ程購入しないレココレ誌。例えば、YesやGenesis、Pink Floyd、Paul McCartney、Peter Gabrielと言った特に好きなアーティスト(いわゆる大御所ですね)の特集記事の時なんかは購入はしますが、それとて数年に一度、彼らの新譜が出たり、ニュー・マスターが出た時に限られていますので、年に数冊です。この雑誌、とにかく他の音楽雑誌に比べて、対象年齢が高い設定なのと、あまりに細かくマニアックなレビューが掲載されている(再発盤がメイン)のとで、私など若輩者にとっては非常に敷居が高いのです。(同じアーティストの特集を何回もやったりしますし。笑) 今回は、同誌25周年企画として、三ヶ月連続で60年代から80年代までディケイドごとにベスト・アルバムを選出する、と言うなかなか意欲的な特集でしたので、購入した次第です。 ネタバレになるので、具体的なアルバム名はここでは一部しか出しませんが(ネタバレしたところで買う人は買うだろうし、買わない人は手にも取らない類の雑誌であるとは思いますが。笑)、一位はヤギさんのあのアルバムです。これは意外でした。と言うのも、このバンド、あのメインボーカルの彼が復活するまでは、音楽シーン(特に評論家さんの間)では、その耳障りの軽さからか、さほど評価されていなかった記憶があるのです。一般的に評論家さん達は、やはり時代の音、とかそんなのにヨワい所があるので、純粋に完成度の高い作品ってあまり評価されなかったりするでしょう?この作品は正にその類のアルバムですね。この辺り、日本の評論家の重鎮達がやたらとナイアガラ・トライアングルとかはっぴぃえんどを再評価している事と密接に繋がっているような気がします。これはこれで非常に納得出来る姿勢ではあります。やたらと新しい音の作品なんかは、とりあえずその時代のシーンを変えますし、流行を作り出しますが、それ以上のものを生み出すマジックには欠いている事が多いと思います。そこで、40年経った現在から見てみると、「いや、やっぱりこのポップ・クオリティでしょ」みたいな事になったのでしょう。 二位は、フォーク・ロック界の神様が「道端の石ころみたいに一顧だにされないってのはどう感じる?」と問いかける曲の入ったアルバムです。これは、まあ、そうでしょう。作品云々よりも、正に時代の思想(或いは普遍的なロック魂)を代表する作品ですものね。 そして三位に、私的には60年代ベストどころか生涯ベストに近い作品が入ってきます。バンド名では作品を検索しにくいあのバンドの、大きな桃色のお家です。この作品の素晴らしさ、凄さ、美しさについては、ここでは書ききれませんので、所々で引き合いに出して書いていたりしますし、これからもそうして少しづつでも書いていきたいと思っています。本当に完璧なアルバムです。 以下、四位にクチビルゲさんのケーキのアルバム、五位にロック史上最も(と言っていいほど)インパクトの強い、怖い顔のジャケットのあのアルバム(これなんかは完全に時代を変えた「音」の作品ですね)、六位に飛行船(白黒)、七位にやっとこさ有名人が沢山並んだバンドのお葬式のジャケットのアルバム(ある意味宅録、打ち込みのバイブルですかね)・・・と続きます。 こうして見ていると、まぁなるほどなぁ、と納得の順位になっています。必要以上にマニアック過ぎず、かといって誰もが(それこそ浜崎あゆみ好きのお姉ちゃんでさえ)知ってそうな作品という訳でもなく。Bob DylanとThe Beatlesが多いのも仕方がないでしょう。 意外に思うのはSteve Winwood関連作が群を抜いて多い事です。100位内に5作ですか。The Beatlesが7作、はともかくとして、Bob Dylanが4作、The Rolling Stonesが3作、後はEric ClaptonがらみとNeil Youngがらみが多いのが目につく事からすれば、この評価の高さは特筆すべきものです。 私の大好きなRonettesやProcol Harumなんかも慎ましげに顔を出している事も嬉しい驚きです。 さて次月は70's。一位は何でしょう? 好き嫌いは別にして、予想としては流れから、ストーンズのヤギ頭か・・・それともヤングのゴールド・ラッシュかなぁ。あ、順当にフロイドの月の裏側ですかね。まぁ、間違ってもクリムゾンのレッドはないでしょう。笑 面白そうなので、私も久々に「レコード・コレクターズ」買いました。 最近は「ストレンジ・デイ」くらいしか買ってないのですが。 私的には、一位はまあ順当で、Beatlesのあのアルバムが七位というのが低く感じました。三位の検索しにくいバンド(WHOかと思ってた)は、実はほとんど聴いたことないのです・・・が、unit7of9さんの激賞ぶりやレコード・コレクターの記事を読むうち、これはちゃんと聴こうと思いました。 では失礼します。 私自身、三位のこのバンド(笑)の良さは、正直年を取ってから分かるようになりました。派手さはゼロ、新しさも一聴しただけではさっぱり分かりませんが、「良い」音楽とはこうなのだ、と思える普遍的な「良さ」が結実した最高の「普通」のアルバムです。足してもいけない、引いてもいけない、そんな完全さがあると思うのです。「ストレンジ・デイ」・・・高いから、私にはホントにたまにしか買えません。笑
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