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翌朝早く(5時半チェックアウト!笑)帰国をする際、私は思いました。
私(達)はこの旅で一体どれほどの人の親切にあったのだろうか、と。 レジで助け舟を出してくれたおばさん。はにかみながらかき氷を作ってくれたかき氷屋の女の子。言葉が通じないながらも一所懸命、説明をしようとしてくれた陶器職人のお兄さん。目一杯の、最高の笑顔で「謝々」と言ってくれた洋服屋の彼。チャンポンの言葉で、諦めずにこちらの気に入るデザインを見つけ出してくれた靴屋のカノジョ。日本人なんか来てもややこしいだけだろうに優しく相手をしてくれた胡椒餅屋のおかみさん。 私は旅に出るといつも思うことがあります。 どうして世界はこんなに優しいんだろう、と。 そして彼らの事を思い出さずにおれません。 素朴で私たちによく似ていたモンゴルの運転手親子はどうしてるんだろう? シベリア鉄道のあの優しい車掌さん達は? リストビアンカで私のロシア語を「ハラショー」と言ってくれた郵便局員のおばさんは? (システムが分かりづらい)プーシキン美術館で迷っていた私を、一番見たかったマティスの部屋まで案内してくれたおばあさんは? エスプラネードの宿屋のお姉さんは? 私の友人の路上での放屁を"Big One!Big One!"と讃えてくれた彼らは? ハワイのアニエスb.のショップで私の被るウィーザー・キャップに目を留め、しばらくお互いが大好きなウィーザー・ソングについて語り合ったあの子は? バーデン・バーデンの散髪屋で、全くドイツ語の出来ない私の髪をこちらの望み通り「ボディ・ガード」のケビン・コスナーっぽくカットしてくれた美容師の彼女は?・・・ 恐らく、誰一人としてもう二度と会う事は無いでしょう。 それでも、みんな幸せに暮らしていればいいな、心からそう思うのです。 そして今回、こうして台湾の人々から受けた親切を思うと、もう一人の事も思い出します。 それは私が学生の頃に同級生だった、台湾からの留学生の彼。 もう彼は私の事は覚えていないかも知れませんが、一度だけ、彼の付き添いで日本橋の電器屋街にウォークマンを買いに行ったことがあります。 私は今回の旅で台湾の人々から受けた親切に見合うだけの親切を彼にする事が出来たのだろうか?と。 いや、全く出来ていなかった筈です。 とすれば、私がこれからなすべき事は、一つです。 街で、あの時の私たちの様に困っている人達を見たら迷わず助けてあげる事。 そうして、私は一生かけて彼らからもらった抱え切れないほどの親切(と素晴らしい思い出)に対して、お返しをして行かなくては、そう思うのです。 最後になりましたが、今回の旅を本当に、本当に素晴らしいものにしてくれた全ての人に。ほんの安価なツアーにも関わらず最後の最後までご迷惑をおかけし(それこそ出発の直前まで)、それでも親切に様々なアドバイスを下さったH旅行社のKさんに。この旅に関わってくれた台湾の全ての人に。こんな旅の、人生の楽しみを教えてくれた故開高健氏に。そして何より、私の歩け歩けちゃらんぽらん旅行に(殆ど)文句も言わず付き合ってくれた、同行者である最愛の彼らに。 謝々。 (今度はツアー抜きで、屋台飯オンリーで、絶対行くぞ!)
by unit7of9
| 2009-08-26 00:27
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